若年性認知症
うつ病や更年期障害と症状が似てるため、間違って診断されることが多く、認知症とわかるまでに時間がかかる。
- 65歳未満で発症する
- 血管性認知症が約40%、アルツハイマー型認知症約25%、頭部外傷後遺症約8%
- 症状は、高齢者の認知症と同じ
若年性アルツハイマー型認知症
原因
- 高齢者のアルツハイマー型認知症と同じ(たんぱく質による脳神経への変性、脳の萎縮)
- 女性に多くみられる
- 若年性の場合、遺伝によるケースも考えられるので、親族でアルツハイマー型認知症の人がいる場合は注意が必要
症状
- 初期では頭痛やめまい、不眠
- 不安感や自発性の低下、抑うつ状態
- 本人も気づかないことが多く、仕事でのストレスやうつ病と間違えやすい
- 発症すると自己中心的になる
- 頑固になる
- 他人への配慮がなくなる
若年性脳血管性認知症
原因
- 事故などによる外的障害
- 高血圧、糖尿病などの生活習慣病
- 過度な飲酒、喫煙、薬物乱用、乱れた生活習慣
- 脳梗塞により血管が詰まったり、血流の量が減るなどの、脳細胞の働きの低下
- 男性に多くみられる
- ストレスにより脳内に害のある物質が発生し、脳神経細胞にダメージを与えアルツハイマーに発展する
症状
- 「もの忘れが多くなった」「計算ができなくなった」などの症状は重要な判断ポイント。
- 脳の一部の機能が低下するため、あることは忘れても他のことはしっかりと覚えている「まだらボケ」も特徴。
家族性アルツハイマー型認知症
- 発症年齢が早く20歳代後半~50歳代に発症しやすい
- 両親のどちらかが家族性アルツハイマー病であると、その子供は50%の確率でアルツハイマー型認知症になると考えられている
- アルツハイマー型認知症は孤発性(遺伝は関係ない)と家族性(遺伝が関係ある)の2つのタイプがある
- アルツハイマー型認知症の90%は遺伝と関係のない孤発性アルツハイマー型認知症である
若年性認知症生活支援などの制度
若年性認知症は、働き盛りの年代の65歳未満で発症することから、生活に大きな影響を与えます。
厚生労働省の認知症対策にて、「若年性認知症ハンドブック」がこちらから見ることができます。
認知症施策
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